実るほど頭を垂れる稲穂かな

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ことわざの「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。稲の穂は実るほどに穂先が低く下がるように、偉くなっても伸びしろがある人は決して天狗にはならない。このレベルならまだまだという自戒があって、これからも成長させようと心掛けている。自分を理想の姿に育てたいと願っているから、いつまでも謙虚に学ぶ気持ちを忘れずに、他の人の知恵を素直に受け入れられる。つまり世の中は自分が実力を発揮できるまでに、様々な人たちの支えとご縁があって、ようやく辿り着くことができることに気が付いていこう。もちろん自分自身がベストを尽くしたことは間違いない。しかしそれ以上に目に見えない多くのおかげに支えられて育っていくのだ。成長を促す「おかげ」によって、自らが成り立っているということを自覚していく。

こうした「おかげ」を信じて、身近な人たちと付きあえる人は、自分も幸せになることできるだろう。自分にとって何が得なのかを考えるよりも、どうしたらみんなで楽しく過ごせるかにこだわる。何気なくとった行動が周囲を明るくさせて笑顔をつくっていく。そんな素晴らしいハートの持ち主は、自然にそういう行いができているでしょう。このことは約10年前に知り合った美術家の後ろ姿から教わった。本当に美術への愛情に満ちている。言葉以外からでも十分に学べるものがあるのだ。これぞと思う人を鑑にして人生を歩んでいきましょう!
■HAERT2018関連企画展 ストレンジミックス 2019年2月22日(金)~3月3日(日) 11:00-19:00(最終日18:00) 休廊日 2月27日(水) [出品作家] 白藤さえ子、末永史尚、西澤佑、平井槙