国際交流

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今の時代、国と国とを分ける境界線がなくなったかのように、さまざまな人種や宗教などの交流が盛んになってきた。海外に行かないから外国語なんて必要ないという発想は遠い昔のこと。むしろ国内にいながら異国の文化を楽しめるチャンスが増えたと考えよう。その気になったら鮮度の高い感覚に触れて、エキセントリックな気分が楽しめる。ちょっとしたプライドをぶち壊して、環境の変化を肌で感じてみよう。
そして、身近なものも遠くのものも含めて、いろんな角度から見ることが必要だ。いつも心の窓を開いておくような、懐の深さがあった方がいい。スモールワールドの意識を捨てていく。交流することが苦手であっても、新しい風に吹かれることで、視野が広がることを意識しよう。居心地の良さだけ求めてないで、どんな人とも幅広く接していく。つまり人との良い関係とは、小さな勇気を持つことから始まり、相手のことを知ろうと興味を持つことで広がり、お互いに高め合えるやりとりになったら、町内会にいながら国際交流ができるのだろう。
ところでイタリア人画家 ロベルト・ピビリさんが山口市に来てから約3年ほど経つ。その間に彼は日本語を覚えてきたが、私はまったくイタリア語はできないまま。しかし、タブレットで翻訳するなど、それなりにベストを尽くしているつもり。この手が駄目ならあの手がある、とあらゆる手を尽くして友情を築いている。おかげで行ったこともないイタリアに親しみを持つようになった。やはり心を通わせようすることが大事だ。向き合っていくことで、いろいろと面白くなっていくのだ。