独創性

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若い頃は他人の目線を意識し過ぎてしまうもの。ついつい自分のしたことに対する反応や、流行に乗り遅れまいとしゃかりきになったり、はたまた周囲の人の言動に影響を受けやすい。みんなに合わせておけば大丈夫なのだ。自分だけが人と違うことをしたら恥ずかしい。変わった人だとレッテルを貼られないように、自分自身の意見は押し殺して黙っていた方がいい。無難に生きていくことで万事滞りなく生きていけるだろう。だけど、それは誰かの通った道の上を歩いているだけのこと。無難に生きることはできたとしても、個性的な才能を磨いていくことはできない。ましてや美術家を目指す人にとって、世の中にあるものと同化することはよくない。美術は独創性の高さを競い合う世界。常識からはみ出すユニークな感覚を養う必要があるのだ。
つまり結果ばかりにこだわれば、目先のことに捉われてしまう。いつの間にやら一喜一憂ばかりして、小さな価値観に振り回されていく。こんな時は一度立ち止まって、ビジョンをしっかりと描いてみよう。これから先、美術家として生きていくために、理想の未来像へのプロセスをハッキリとさせて、今やるべきことは何なのかを浮き彫りにしよう。他人の結果から逆算したところで、無理矢理に型にはめて才能を削っていくだけ。みんな人生は一度きりなんだぜ!自分の才能の限界を決めてはいけない。思いっきり創作へ挑戦していって、自分自身の殻を破って新しい才能を芽生えさせよう。今現在の不正解と言われても、未来では大正解と言われるかもしれない。今できることに最善を尽くして、自分らしい個性を育んでいきましょう!