マラソンの感動とは

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昨年の冬、竹馬の友であるO君からフルマラソンに挑戦するというメールが届いた。陸上経験がある自分は早速それまでO君が参加したハーフマラソンのタイムを参考に100メートルと1キロの目安となる走行時間を計算し、疲労を考慮した5キロのごとのタイムを設定して、水分補給のポイントなど細かい点も書き込み、完走を目標としたのアドバイスのメールをしました。そしてマラソン当日の夜。Oから「おかげで無事に完走できたよ。目標タイムよりよくって、もう少し速い流れでもよかったかなあ・・・」などと、日頃の忙しい仕事の合間に練習して、目標を達成できた充実した気持ちに溢れたメールがもらい、感動させられました。
ところで今年も24時間テレビでマラソンがあります。スポーツ選手でない芸能人が100キロの距離を走ることは立派なことだとは思いますが、自分は感動まではしません。それはO君のように親しくないからではなく、おそらくギャラをもらって走っているのに感動できるタイム(その人にとってはベストかもしれませんが)ではないからで、同じギャラを払うのなら世界的なランナーを呼んで100キロの世界記録を目指して走り、成し遂げた方が真の感動に出会えると思います。
ちなみこの番組は正確には25時間20分あって、これを100キロで割れば1時間あたり4キロぐらいで(1キロ15分ペース)、実は一般人が歩く平均的に速さに等しく、だったら募金箱を下げて人々と真のふれあいをしながら完走した方が意味と意義がある企画になると思うのですが。

(画像は、かとうはるこのカレーライスの絵です)