中原中也の詩『頑是(がんぜ)ない歌』の冒頭に「思えば遠く来たもんだ 十二の冬のあの夕べ 港の空に鳴り響いた 汽笛の湯気は今いずこ」という言葉がある。ちなみにこの『頑是ない』とは、幼くて物事の善悪などの判断がつかぬこと。明るく純真で無邪気な心で…
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