狼少年でわかる俺流戦術

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尾張にある牧場で竜の世話をしている竜使いの中年があまりに退屈なので、
いたずらして脅かしてやろうと考え、竜が成熟していないのに「優勝するぞ~」 と叫びました。
するとその声に驚いて大勢のマスコミが駆けつけてきてチヤホヤし、
竜たちも強いつもりになってしまい、うまく乗せて優勝してしまいました。
これを面白がった中年は、翌年の来る日も来る日も「優勝できるぞ~」 と叫んで、
エガワやミヤモトという勉強不足の田舎兎おやじを騙しましたが、
本当に強いのは猛虎ということが世間にばれて、中年は信用がなくなってしまい、
「優勝できるぞ~」 と叫んでもどうせまた嘘だろうと思って
誰も駆けつけて来なくなってしまいましたとさ。
めでたし?めでたし?

と、言わずと知れたイソップ童話・狼少年のお話の現代版です(ウソ)。
このお話は 「ウソをついてはいけません」 という教訓として伝わっていますが、
本当の教訓は違います。

「最初のウソは効く」ということです。

ちなみにテレビなどのマスメディアで「流行」していると紹介されるものは、
好奇心を刺激する言葉で洗脳していくこの手のウソが多く、
何度も流されて習慣化していけば受信する方が飽きてブームが終わってしまいます。

しかし、世の中には4年間ずっと「狼が来るぞ~」と同じことを違うように言い回しをして
新鮮な言葉のように響かせては人の良い国民に指示される人間がいるのだから
竜使いの中年もまだまだ修行不足だった言えるのでしょう。