実のある強さ

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20年前に阪神が優勝した頃の日本はバブル経済に突入した頃だった。
土地神話で地価は高騰し、また、株やゴルフ会員権、
海外の有名な絵画・骨董品などに盛んに投資で取引されて、
世間はこの好景気に踊らされていたが、自分は踊らされなかった・・・
というより山口という地方ではバブルがなくって乗り損ねてしまっただけである(>_<)

ところで阪神が優勝しましてから数日が経ち、
今年の虎の強さをいろいろと自分なりに分析していくと、
これまで優勝を経験した1985年と2003年の時と
今回の優勝とでは質の違いがあるのではないかと考えました。
それは1985年の優勝はバースという最強の助っ人中心にした勢いから生まれ、
2003年は星野監督のカリスマ性から生まれた勢いに乗った優勝という、
いずれも相撲で言えば関脇クラスの力士が実力以上の勢いに乗って勝った
完成度の高くないバブル優勝だったような気がします。
しかし、このたびの優勝は派手な勝ち方もしましたが、
基本的にはロースコアでJFKにつないで小差を地味だけど確実に勝ち、
また、ここ一番の勝負所では負けない精神的に強くて実のある
横綱相撲のような安定感のあるチームに成長していった感じがします。
さらにこのチームは若手とベテランのバランスが非常に良いので、
まだまだ進化できる可能性があり、
もっと大きな夢を開拓していけるような未来を期待できることでしょう。

だからまずは日本シリーズで、その虎の大きな力を世間の人々に
岡田監督は歴史に名を残す名将になるということを
あらためて知らせてやりましょう!!!