優勝へのプレッシャー

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2年前、あれほど独走していた阪神でしたが、18年間勝っていないプレッシャーは
星野監督や選手だけでなく虎ファンにも大きく立ちはだかりました。
そんな虎の18年ぶりよりもさらに優勝から遠ざかっているロッテではありますが、
ここまでプレーオフで西武に2連勝して、さらに第2ステージもソフトバンクに連勝して
いよいよ31年ぶりの優勝に王手を懸けた試合が昨夜行われました。
ロッテは持ち前の集中打で2点を先制して、9回表にも福浦のタイムリーでダメ押しの2点を加えて
4-0にして抑えの切り札・小林雅がその裏に登板して万全な形に持ちました。
しかし、ソフトバンクの9回裏に一死1,3塁のチャンスにこのシリーズ初めて大村がタイムリーを
打って1点を返して流れを引き寄せると1番川崎の技ありのヒットでつなぎ、
続く代打荒金の気迫のセンター前への2点タイムリーで1点差にして、
さらに二死満塁の場面で5番ズレータがストレート四球で押しだして同点に追いつきました。
その後10回裏の一死2,3塁のチャンスに川崎が執念のライト前へのサヨナラタイムリーで
ソフトバンクが勝ち、31年間も勝っていないというのは、
やはり大きなプレッシャーで普段の力が出せないロッテの苦しさを見せられたゲームでした。
これでソフトバンクが1勝2敗となって以前ロッテが王手を懸けて有利な状況は変わりませんが、
日本シリーズを戦う虎にとっては、それぞれのチームの戦力の長所や短所が具体的に見えてきて、
漁夫の利を生かすことができそう感じがします。