「有り難う」の人生

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「一難去ってまた一難。でも思えばこの難によって、念が鍛えられ、念の花が咲き、念の実が熟するのだ」というのは詩人 坂村真民の言葉。どんなにピンチが続いたとしても、それによって心身はたくましく鍛えられ、結果として自分にしかできない人生になる。言い換えれば、絶体絶命のピンチを味わうことで生命力が活性化していく。目の前の窮地から逃げずに立ち向かう姿に、神様も仏さまも惚れて新しいエネルギーを与えてくれる。辛いことや苦しいことは火事場の力を目覚めさせ、新しい才能を伸ばすきっかけになるだろう。

だからピンチはチャンスの始まりになるのだ。上手くいかない時があるからこそ、それを乗り越えようと本気になって考えられる。何とかしなきゃならんと知恵を絞り、前向きに挑戦し続ければ、いつかは壁を乗り越える日がやってくる。自分に備わったものが花開くようになっているのだ。だから自分を信じて弱音を吐かずに頑張っていくこと。ちなみに念ずるという字は「今」と「心」で成り立っている。今日という大切な1日に真剣に生きる心を持つことができればいいのだ。あれこれと先のことを考え過ぎず、今やるべきことだけに集中する。この境地に達することで心は成熟していく。「難」というものを肯定していって、「有り難う」の人生にしていきましょう!

■ギャラリーナカノ42周年記念展 よにたち、よにたつ 2020年3月14日(土)~29日(日) 11:00-18:00 火水定休