ネバーオンワード!

f:id:gallerynakano:20200531211408j:plain


「人生すべて実験である。実験の数は多ければ多いほどよい。失敗したら、もう一度起き上がればよい」という言葉がある。たしかに人生は1回こっきりなのだから、来る日も来る日も最善を尽くすしかない。最初のアプローチでズバッと的を射ることもあれば、何度やっても結果の残せないことだってある。上手くいったから良かった、出来なかったから駄目だったと短絡的に判断してはいけない。例えたった1%でも上手くいったことは真実であって、決して嘘でも偽りでもないのが人生なのだ。何があっても信念を貫いて生きていくことが大切なのだ。

ところで、ただいま開催中の「岸透子 水彩画展 」は、新型コロナ感染症のこともあって見込み発車になった。いわゆる緊急事態宣言を受けて、次々に作品展を延期せざるえない状況に陥る。近くの商店街も人通りは皆無に等しい。また、精神的に余裕がなければ、絵を楽しむことは難しいもの。延期することを当然だと考えた。しかし、今だからこそやれることがあるはず。岸さんは極めて前向きな人。さまざまな選択肢を準備して頑張りましょう!と、作品展開催に対して何もぶれなかった。堂々と苦難になるかもしれない方を選んでくれた。本当に彼女らしいこと。挑戦あるのだと踏み切ることができた。

この作品展では新しい取り組みをする。岸さんのSNSなどで作品画像とともに、その作品のために執筆したメッセージを添えた。これは作品についての説明文ではない。想像力を触発する詩のようなもの。作品画像と同時に味わってもらうことで、鑑賞者の心の中に化学反応を起こし、実際に観ていない作品をリアルに感じてもらえること期待した。とにかく希望的な実験をすることで、未来に通じる何かの試金石にしようと試みる。1つの理想と野心に向かって開催することになった。この結果についてはすぐにはわからない。いつも未来は変わるから、どんなものいいのかがはわからない。1つだけ言えることは失敗したら次を頑