一所懸命

この1年、この世の中はいろんなことがありまして、みなみな大変な思いをしております。次々に新しいハードルが現れてきて、否応なしに飛び越えなければなりません。ただし、これは2000年代に入ってからずっと起きていること。日本経済の衰退、自然災害の発生など、ひとりの人間では解決できないレベルなので、歯がゆい思いをするしかないのでしょう。
だからこそ、大きなことはできないけれど、目の前の小さなことに力を注いでいく。今、自分にできることを大切にしていく。それしかないし、それをやるしかない。苦しい時は苦しいを味わえば、現実から逃げないことで、身心ともに鍛えられて成長していける。最善のパフォーマンスを求めて生きていかなくても、重たい空気の中で息をしていればそれでいいのだ。
このたびの「秋、〇△口展」は、会期中に台風や過酷な残暑もあって、想定以上の向かい風が吹き続けました。それでも、多くの方々に支えられて、なんとかかんとか無事に幕引きできました。あたたかいご支援に心より感謝いたします。誠にありがとうございました。これからも「雨の日は、雨を愛そう。風の日は、風を好もう。晴れた日は、散歩しよう。貧しくば、心に富もう」という名言のように、その時々にできることを取り組んで参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます!