恩送り

昨日、年下の友から電話で彼の義父であり、また県高校サッカー界のゴットファザーの訃報を告げられた。私は突然の知らせに息を飲み込んだ後、お悔やみとともに在りし日のお姿を偲んだ。結局、直接お話ししたことはないけど、30数年前まで母校サッカー部の行く手を阻み続けられただけに、切ない思い出をたくさんプレゼントしてもらった。

もちろん、いち高校サッカーファンとしての視点から見れば、卓越したリーダーシップによって優秀な選手を多く育成して、あらゆる戦術を繰り広げて勝っていたことは素晴らしくて敬意を表するしかない。しかし、それくらい敏腕ぶりを発揮していたから、こちらは冷や飯ばかり食べ続け、勝負事の厳しさを骨の髄まで染みつかされたのだった。

とは言え、そんな屈辱の日々があったおかげで、今も母校を熱い心で応援している。歯がゆい思いをしてきたから、いつまで経ってもハングリー精神のままだ。あの時代に少しでもいい思いをしていれば、どこかの時点でフェイドアウトしただろう。それくらい私の人生に影響を与えている。だからこそ、大感謝です!これからは天国から檄を飛ばして、私たちの蹴球魂を熱くさせてください。合掌