「キャッチボールができれば、人生は絶対に成功する。なぜかというと、キャッチボールは相手が取りやすいように、相手の胸を目がけてボールを投げる。それが思いやりだ。思いやりのない人間は、絶対に成功しない」という高校野球の名伯楽の言葉がある。
親しき仲にも礼儀あり！どれだけ親しい仲であったとしても守るべき礼儀はある。とは言え、堅苦しいなっては本末転倒。そのへんの加減を上手くして仲よくしていくべし。要するに何かを伝えようとするのではなく、お互いに理解が深まり合うように、語り合い話し合うことに心掛ける。いつも思い合う心があれば、以心伝心できるだろう。
昨日ギャラリーでは岸透子さんの個展に来場した方々が、作品を前に美術トークで盛り上がっていた。やはりフラットな関係で話すのは楽しい。しかし、そのためには思いやる心がなければならない。相手が言葉足らずで言い切れなかったことにも耳を傾ける。協調性を持って向き合っていけば、会話が成り立って親しみが持てる。人生を豊かにするためには、こういうことに努力がいるはずだ。
