一昨年の夏、知り合いました当時高3だったAさんは子供の頃から好きだった
絵の世界に進みたいという希望を持っていましたが、
「美術大学」を受験するためのあまりにしても知識が乏しく、
確実に今から努力しても間に合わないことだけはよくわかりました。
ただ、Aさんは素直にその現実を受け入れてくれて、
一浪をして受験することの意義を納得してひたむきに頑張りましたら、
この春には難関の美大を合格して桜が咲きまして
アドバイスをした責任を感じていただけにホットさせられました。
まあ、良かったなあと朗報に接して喜んでいましたところに
親友の大ちゃんがやってきましたので今回の話をしますと
「美術大学は冬の山の頂上に集めておいて現地解散するような世界だから
要は自分で生き残れるかどうかが大事なんだけどね」
と、達観したことを言ってくれたので彼女への良いアドバイスとして伝えようと思いました。
画像は難波瑞穂さんの版画作品です。