頑張れ高川学園

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第27回全国高校選手権大会(昭和25年・参加16校)には山口東(現・山口高)が
山口県勢として初出場して2つ勝ち進みベスト4に入りました。
その後、伝統を引き継いだ山口高校は平成4年度まで全国大会へ18回出場し、
都道府県代表制度になってからも昭和60年度にベスト8へ一度だけ進出するなど、
山口県高校サッカー界をリードしていましたから
当時の県内のサッカー部にとっては打倒・山口高校が第一目標になっていました。
しかし、そんな姿勢に疑問を抱き、全国大会に出場することが目標ではなく、
全国で勝てるチームを創り山口県高校サッカーのレベルを引き上げ、
いつかは国立のピッチ(ベスト4以内)にイレブンを立たせたいと熱い思いを胸に
自らの私費を投じて寮を作り選手たちと寝食を共にしながら
努力されて来られたのが高川学園サッカー部の白井監督です。
このなんとしても全国での勝利をもたらしたい熱い気持ちがあるからこそ、
多くの創意や工夫が生まれて、例え困難な問題に直面しても
それを克服していき、ついに目標である国立のピッチを今年達成することができました。
こうなりますと次の目標は頂点しかなく、そのためには一般的には考えられないような
レーニングや戦術などのより厳しい努力が必要になり、
そのアイディアの一つが今回の予選で見せた3年生と2年生チームに分けて、
多くの選手を競わせながらチーム力を高くしていく戦い方だったと思います。
これはたしかにリスクはある戦い方ではありましたが、
昨年度のベスト4として注目されます高川サッカー部には
この位の荒療治をしていかないと全国制覇という目標に辿りつけないことでしょう。
あくまでも目標は高く、妥協を許さない戦いをしていき、
高川サッカー部が頂点になる日を楽しみにこれからも応援していきます。

画像は昨年度大会から