池田満寿夫 知られざる全貌展

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東京オペラシティアートギャラリー では芸術家・池田満寿夫の初期から晩年までの
多岐にわたる代表作を展示した作品展が開催されています。

池田満寿夫 知られざる全貌展■

会期 2008年1月26日(土)~ 3月23日(日)  
時間 11:00~19:00 (金・土のみ20:00まで、いずれも最終入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(祝日の場合翌火曜日)、2月10日(日)(全館休館日)
会場 東京オペラシティアートギャラリー 東京都新宿区西新宿3-20-2
入場料 一般900(700)円、大高生700(550)円、中小生500(400)円
※収蔵品展025清らかなもの-舟越保武長谷川潔を中心に(4Fギャラリー3・4)
  project N 32 名知聡子(4Fコリドール)の入場料を含みます。
※( )内は15名以上の団体料金。その他、閉館1時間前より入場料半額、65歳以上半額
  土・日・祝日の中小生無料。割引の併用および入場料の払い戻しはできません。
主催 (財)東京オペラシティ文化財団、毎日新聞社

20世紀後半の日本を自由奔放に駆け抜けながら、その溢れる才能を幅広い分野で
いかんなく発揮した池田満寿夫(1934~97)が急逝して2008年3月で11年が経ちます。
ニューヨーク近代美術館での日本人初の個展(1965年)やベネチア・ビエンナーレ展での
国際版画大賞受賞(1966年)など、版画家として早熟の才を発揮し、
また、1977年には小説『エーゲ海に捧ぐ』で芥川賞を受賞し、翌年にはその映画化に際し
自らメガホンを取ったことはよく知られています。
版画家、画家、挿絵画家、彫刻家、芥川賞作家、エッセイスト、浮世絵研究家、脚本家、映画監督、
TVタレント、陶芸作家など、さまざまな肩書きを持つ池田ですが、
晩年の彼が陶芸制作に没頭したことはあまり知られていません。
版画家として高く評価されているものの、残された作品の数では版画約1000点に対して
陶芸作品は3000点以上にのぼります。陶芸を始めて以降は、版画でも琳派などの日本の古典に
触発された作品が制作されたほか、陶芸作品の代表作として〈般若心経〉シリーズが制作されました。
本展は、油彩、水彩、コラージュ、版画、彫刻、陶芸、書など、多岐にわたる池田の制作活動の振幅を
新発見や未発表の作品、資料を含めながら紹介し、つねに時代の先端を突き進んだ
稀有な芸術家の知られざる全貌を再評価しようとするものです。

http://www.operacity.jp/ag/
東京オペラシティ