茶碗の美-国宝・曜変天目と名物茶碗-

イメージ 1

静嘉堂は、三菱社長・岩崎彌之助氏と小彌太氏の父子二代によって設立され、国宝7点、
重要文化財82点を含む凡そ20万冊の古典籍と5,000点の東洋古美術品を収蔵しています。
静嘉堂の名称は中国の古典『詩経』の句から採った彌之助氏の堂号で、
祖先の霊前に供える供物が立派に整うとの意味です。
1977年より静嘉堂文庫展示館で美術品の一般公開を行ってきましたが、
静嘉堂創設百周年に際して新館が建設され、1992年4月に静嘉堂文庫美術館として開館。
以来、年間4、5回ほどの展覧会を開催し、現在「茶碗の美-国宝・曜変天目と名物茶碗-」が
開催されています。

日時 2008年2月9日(土)~3月23日(日) 10:00~16:30(入館は16:00まで) 月曜日休館
会場 静嘉堂文庫美術館 東京都世田谷区岡本2-23-1
入館料 一般800円、大高生500円、小中学生100円(一般、大高生は20名以上団体割引あり)

作品展概要

茶の湯の席において、一服の茶が点てられたのち、亭主と客人との間を往き来する茶碗は、
茶道具においてもっとも親しみをもって扱われる道具の一つです。
本展では、今日、世界中に三碗のみが伝えられる曜変天目茶碗のうち、徳川将軍家から
淀藩主稲葉家に伝来した「稲葉天目」(国宝)出品。
それとともに館蔵の高麗茶碗(朝鮮半島で焼かれた茶碗)、
和物茶碗(各種の国焼茶碗や楽茶碗)より、名品を中心に展示致します。
茶人たちの眼と手で選ばれ、大切に伝えられてきた風格ある茶碗、
それぞれの形姿・景色・土の味わいなどを、どうぞ間近にてご鑑賞下さい。

http://www.seikado.or.jp/
静嘉堂文庫美術館