子供の頃、阪神のキャッチャーだった4番打者の田淵選手は他球団にはクリンナップを
打てる選手がいない中で頼もしいスラッガーでした。
ちなみに田淵選手が1978年オフのトレード放出後に二桁本塁打を記録した捕手は
木戸(1985年13本)と矢野(2003年14本、2004年11本、2005年19本、2006年17本)で、
31年間に通算5回というのは寂しい成績に感じます。
だから米大リーグ・マリナーズを退団する城島選手が入団すれば、巧みなリード面と
悲願の長打力のある捕手が誕生して大きな戦力アップが期待できますが、
今シーズン狩野がやや芽を出してきていますから複雑な気持ちにもなります。
特にクライマックスシリーズがある時代ですから優勝にこだわり過ぎず、
3位以内を視野に入れながら生え抜き選手を育ていくことは応援するファンにとっても
モチベーションが上がるだけに大物選手の入団での反動の方が心配なのかもしれません。
もちろん移籍先になられば応援しますが、これ以上○人軍化していくことは
ファン離れにもつながりますので、ここはチーム編成を熟考して判断することを期待します。