動かす

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プロ野球の監督は、個性のある選手を統率し、自分の思うように
動かすことが大きな仕事である。逆にいえば、選手を意のままに
動かせるか否かが、名監督かどうかを分けることになるわけだ。
 
名監督と呼ばれる人々は、例外なくこの選手操縦法に長けている。
ただし、当然そのやり方はそれぞれ異なり、それが個性になっている。
そして、それがぶつかり合うことで、数々の名勝負も生まれたきたのである。
 
ところで、選手を動かす方法には、以下の六つのやり方があると
私は考えている。
 
①恐怖で動かす ②強制して動かす ③理解して動かす
④情感で動かす ⑤報酬で動かす  ⑥自主的に動かす
 
むろん、それぞれの監督はこのすべてを状況や相手に応じて巧みに
使い分けるわけだが、いずれの監督もこのうちのどれかに中心軸を
おいて選手と接しているはずである。
                             野村克也(ああ、監督
 
⑥はあくまでも理想。残り5つの動かし方を組み合わせながら采配する。
この5つは、同じゲームのいろんな場面でカタチになって現れるものですね。