ものさし

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消費者心理の探求には「これで十分」というゴールはない。
常に消費者に触れ、彼らが何を感じているか、
何を求めているかを察知する感性を磨き続けていかなければ、
ドン・キホーテは滅ぶだろう。
 
                    安田隆夫ドン・キホーテ社長)
 
消費者とは商品・サービスを消費する人。さまざまな日常品を吟味して、
代価を払って最終的に商品やサービスの提供を受ける者のこと。
今の日本、どの業界でも消費者の動向を気にしながら商いをしている。
流行を創出して、多くの人々の財布の口を開かせることに知恵を絞る。
 
しかし、これは全ての業界ことではない。
消耗品ではなく、双方が交わる中で生れていく文化のある世界では
「価格が安い」や「わかりやすい」など、明快さが物差しにならない。
だから芸術では鑑賞者、プロスポーツではファンなど、
その立場をリスペクトする呼び名を持っている。
やっぱり魂は金銭では計れないということなのでしょうね。