山口県民

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山口県って狭いようだけど広い。それは面積じゃなくて県民の個性。ざっと周囲を見渡せば、瀬戸内海、響灘、日本海の3つ海に囲まれて、山陽と山陰の流通が交差して、江戸時代は長門と周防の2つの国だった。そして、県境の都市は福岡、広島、島根、愛媛の文化圏。さらに古くから大陸との交易やサビエルも来訪した地。いろんな文化が栄えて、いろんな価値観が生まれている。だから山口県民って住んでいる地域でまったく気質が違うから他県の人には…、いや、我々県民だって、ハッキリとこれが山口県民ですよと簡単には言えない。そんな山口県金子みすゞさんは「わたしと小鳥とすずと」の詩の一節で「みんなちがってみんないい」と表現したのかどうかは定かではないけど、不思議な不思議な山口県は小さな文化の摩擦があちらこちらであって、オンリーワンのアートが生まれやすいぶちええ~~県ですね。

■濱中応彦・尾崎眞吾・高杉紀美子3人展
会期 2013年5月16日(木)~26日(日)
時間 11:00~19:00
定休日 5月22日(水)
※画像は尾崎眞吾さんの本「みすゞと海と」(二玄社