奇襲

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ここから一歩も通さない 理屈も法律も通さない
 
誰の声も届かない 友達も恋人も入れない
 
手掛かりになるのは薄い月明り
 
                           THE BLUE HEARTS「月の爆撃機」より 
    
5年前、山大卒業制作展で驚いた。それは安田君の作品。定番だと言える教育学部カラーを打ち
破っていた。それまでの作品には教育的な要素を感じさせるような何らかの意味や意図があった。
しかし、この時にあった安田君の絵にはそのどちらもがなく無意味だった。だけど、無意味な存在
だからこそ、鑑賞者の裁量で作品に物語が創れる。自由な発想、想像力を使って楽しめるのだ。
セオリーに乗っ取って真面目で堅い作品ではなく、掟破りで意外性を重視する奇襲的な要素が
満載された作品。パンクロックのように叫んで、い未来へ向かって走っていた。
 
■安田剛史郎 個展 「自問」
会期 2013年8月14日(水)~18日(日)
時間 11:00~19:00(最終日18:00まで)