悼む

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昨日、毎日新聞の友人記者から電話があった。この日、朝刊に吉村芳生さんの追悼記事に驚いてのこと。彼は20数年前に初任地として山口市に赴任。偶然にも同じ年。直後に知り合い、よく飲み歩いた。また、いろんな人と仲間になって遊び、美術家たちとも交遊があった。当時、残念ながら吉村さんとのご縁はなかったが、これまでの創作活動を知り,美術界に大きな足跡を残した、たぐいまれな才能を惜しんでいた。

そのあたたかい気持ちは天国まで届いて行くだろう。新聞紙面に自画像を描き続けてきた吉村さんに、ベテラン記者が新聞を媒介にして思いを寄せていくのは必然的なコミュニケーション。吉村さんと記者たちは知らず知らずの内に、たくさんの紙面でコラボレーションしているから当然なのだ。そんなことが頭に浮かび、しばし妄想していたら、今度は同じ社の若い友人の記者から電話があった。「今朝の新聞にですね…」と語り出す。やっぱりね!吉村さんの芸術はこうやって永遠に続いていくんだ!我々は西遊記孫悟空のように、吉村さんの作品の中で遊ばしてもらっていくんだ!これからもずっと。合掌