銀シャリ

 

冬の枯れ木に灰を撒いて、一面に桜や梅の花を咲かせたお爺さん。そこへちょうど殿様が通りかかり、あまりの不思議さを大喜び。お爺さんはたくさんの褒美をもらえました…という物語は言わずと知れた花咲か爺さん。

3年前、美術館の床に自家製のお米を敷きつめて、一面に美しい枯山水を想像させる作品を県美展に出品された山根秀信さん。毎日、食べているお米がこんなにもきれいに見えることに感動！白米を鑑賞することの面白さ、あまりの不思議さに大喜び。なお、ご褒美（大賞）ももらわれていました。

ところ...で私は日常の身近な風景の中に隠れている面白いもの、不思議なものと出会った時の感動をエネルギーにしています。新しい発見はそばにある。今年の県美展はどんな人のどんな作品が展示されるのか？そこで発見が生まれることを期待しています。

■第7回山口県総合芸術文化祭・第67回山口県美術展覧会
会期　2014年3月13日（木）～30日（日）
時間　9：00～17：00（入館は16：30まで）
休館日　3月17日（月）、24日（月）
会場　山口県立美術館　山口市亀山町3-1
観覧料　一般500円、学生400円、70歳以上・高校生以下無料
山口県立美術館　　http://www.yma-web.jp/
※画像は2011年12月、山口県美術展　山根秀信「風景」