遅効

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「すこし愛して、ながーく愛して」とは、私が若い頃に流行ったサントリーレッドのCMコピー。大女優・大原麗子さんが出演して、ロングセラーになった名作だ。美術も観た瞬間はそれほど大きな感動はない世界。時間が経って後からじんわりくるもの。スポーツや音楽のように速攻で胸をスマッシュされることない。それが何だったのかは、もらった種が実になって、理解できた時に感動するものだ。だから美術はじっくりと味わって、面白いかどうかを言葉にしていいのだ!観てすぐに答えを出すのではなく、その人の心の中で熟成させてから言葉を発した方がいい!ところで、C・S赤れんがで1週間前まで開催されていた「岡本よしろうのねこの腹の中ワンダーランド展」。大盛況のうちに千秋楽になりました。来場者数は、なんと3448人!多くの人々に岡本ワールドに伝染しました。きっと岡本君のエネルギーが遺伝子まで響いて伝わっているはず。これからもっと美術が愉快になる刺激を浴びました。その答えは時間と共にわかってくるもの。未来が楽しみになってきますね(笑)。