デッサン

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デッサンというものは何本の線が重なり合って、モチーフの形がしなやかに表現されていく。いくつもの線を描いては全体のバランスを確認して、ゆがんでいる輪郭や光と影の明暗を少しずつ修正していきながら立体的に出来上がっていくものだ。単純に思えて複雑で、複雑に思えて単純な世界。それはまるで人生と同じだ。一瞬一瞬に起こる経験を積み重ねていく内に「これが私の人生だ!」と実感していくのだろう。最初から自分の人生の全体像なんてわかる人はいない。何度も何度もなりたい自分に挑戦して、あらゆるものに食い下って中で出来上がっていくものだ。だから人々は素晴らしいデッサンが感動する。自分の人生もそうなりたいと心から祈り、いつかその日が来ることを信じて熱くなるからだ。人はいくらでもなりたい自分に変われるチャンスが来る!一からやる基本を忘れなければ新しくなれるのだ!

■ほっとで楽しい仲間たち展 濱中応彦(水墨) 尾崎眞吾(イラスト) 高杉紀美子(陶) 2016年5月13日(金)~24日(火) 11:00-19:00(最終日は17:00まで)