良薬は口に苦し

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この頃、なりたい美術家のイメージがピンボケしている若者と出会うことがある。こういうタイプの人は美術をかじった程度しか知らず、かつ、必ず成功できるとまったく根拠のない自信を持っている。ハッキリ言ってその作品は、どこにでもあるようなレベル。しかし、.わざわざ来てくれたのだから、精一杯の知恵を絞って話すようにしている。世の中は一期一会。私なりのおもてなし。相手にどう思われようがベストを尽くすだけ。ほとんどの場合は何を言っても無駄に終わることが多い。小さなプライドが邪魔して、声が心の奥へ届いてくれない。ただし、これも自分を伸ばすチャンスになるのだ。いろんなイレギュラーな意見に触れると、それまでにない感性が生まれる導火線になる。そう、気が付かなかった新しい世界を発見できる。やっぱりピンチはチャンスの始まり!自分のためになるものは意外とリバウンドから生まれてくるものだ。

■GAO展2016 真夏の日の夢 臼杵万理実、白藤さえ子、山口功、安森信 2016年8月11日(木・祝)~21日(日) 11:00-19:00 定休日 8月16日(火)、17日(水) ※画像は安森信君の作品です。