背中

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美術家とはひと言で言ったら存在感が売り物。変に実状以上に大きく見せたり、にわか知識で薄っぺらな言動をして、品位を落としてはならない。想像力を表現する者として自分を安売りしていけないのだ。また、たくさん同じような作品を発表して、人に飽きられてもいけないし、俗っぽいところを見せて、個性を揺らがしてはマイナスになる。やはり期待される存在になるには、自分の意思とアイディアを持って創作を重ねていくこと。常に自分が美術家として主役になれるように果敢に行動するのだ。人知れず創作を積み重ねていくことは決して無駄にはならない。つまり背中を見せて生きていくことができる人になること。美術家は人を酔わせる虚の世界を創るが、美しいものを見たら素直に感動できる、正直な背中を持つことが大切なのだろう。

■HEART2016関連企画 県美界隈展vol.1 フェイス、Y氏とともに 日時 2016年9月23日(金)~10月2日(日) 11:00-19:00(最終日18時まで) 定休 9月25日(水) ※吉村大星君の鉛筆画です。