7年前、地元大学で初めて1コマほど講義する。美術教育の3年生たちに職業としての美術家について語る。当時、それなりに自信があるから引き受けた。しかし、それは自惚れで経験を頼りに勝負した力技の授業。学生にとってわかりづらい内容だと思う。今思い出しても恥ずかしい。そんな不甲斐ない講師を学生たちが救ってくれた。何でも面白がってくれて、明るい空気のまま無事終了する。嗚呼、学生たちに感謝、感謝するのみだ。それにしても教えに行ったはずなのに、逆にいろんなことを教わる授業になった。この授業ことを大いに反省して、一から美術を学び直す決心をする。素晴らしい学びのきっかけをもらったのだ。こんな昔話を思い出したのは、今日その中の1人が晴れの日を迎えたからだ。ご結婚おめでとう!これから幸せな家庭を目指していけば、創作も一緒に成長することでしょう!どうかひたむきな努力をして頑張ってください。