寄り抜く

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本当のところはよくわからないけど、いわゆるブロードウェイミュージカルのオーディションとは、充分にトレーニングをして鍛えられた人たちが、舞台に立つための狭き門に挑戦することを言うはずだ。それは志す人の数に比べたら残酷なくらい小さな入り口。人生をかけて合否を競い合って運命を決していく。そう、厳しい関門をくぐり抜けてものだけが華やかな舞台に立つ。自分の感性でストーリーを理解し、あるレベル以上を表現する技術を身につけ、少々のプライドと野心をみなぎらせ、観客を魅了するオーラを放つものが選ばれるのだ。美術の世界も同じだと思う。それなりの舞台に立つためには、鑑賞者に素晴らしいプロの技術と表現力を伝えられなくては生き残れない。ただし、挑戦する者の資格は簡単だ。ずっと情熱を燃やし続けられる人。どんなことがあっても、これがあるのなら問題ない。本気で美術家になりたい。その思いが純粋にあり続けるのなら、自分の世界に辿り着いて開花するだろう。

■とり・トリ・鳥展 2017年1月27日(金)~2月12日(日) 11:00-19:00 水曜定休日 川上弥香、柴田瑛代、福重美和、守重シゲ子、やまさきゆうり、大和佳太、吉田朱里、ロベルト・ピビリー