スポーク

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自転車のスポークとは車輪の強度やバランスを保つために放射状につなぐ 細い棒のこと。先々月くらいから私の自転車のスポークが1本、2本・・・と壊れ始めた。さすがにこのままでは走行に支障をきたしそうだ。そこで馴染みの自転車屋さんへ持ち込んで修理していただく。それなりに古くなった自転車。本来なら買い替えの時期なのかもしれないが、およそそのような話しはないまま、むしろ「修理費用はこれくらいかかるよ」と申し訳なさそうに言われてしまった。嗚呼、なんて素敵な職人気質。あたたかい言葉にお尻の辺りがこそばゆくなってくる。仕事へのプライドを持っているプロなのだ。これはまるで自転車のスポークと同じかも。か弱そうな部品であってもなくてはならないものがある。どんな小さなことでも使命感を持ってやることで意味と意義が生まれるのだ。修理が終わった後、多くの力が重なりあう文化に気が付いて、なんとも心地良い気持ちになっていった。

■創業39周年記念展 39ありがとう 2017年3月24日(金)~4月3日(月) 11:00-19:00 浅野彩江、亀井勤、熊谷青山、佐久間玉流、佐藤華炎、千尋、中野寿子、村上真実、YURI 友情出品 広川隆