核心

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創作は伝えたいことをわかりやすくし過ぎると安っぽくなってしまう。なぜなら言いたいことがすぐにわかる、あまりにも意図が見え見えの表現では、観る人に想像力がなくてもいいからだ。また、あからさまに下心が見えていて、価値観を押し付けている印象も与える。表面に認められたい気持ちが出ているのだ。美術は捉えにくくて、まわりくどいからこそ想像力は刺激される。遠まわりして表現するによって観る人の感性は動かさる。安易に効率良く楽々と制作しない。自問自答を繰り返すことで独自の感性は芽生えてくる。創作とは出来上がるまでの過程が大切。目に見えない無駄のようなことが創作に乗り移って核心を伝える。すべての道はローマに通じるのだ。自分自身にしかできない個性的な表現を求めて頑張ろう!
※画像は山口大学教育学部C棟1F廊下で開催中の「わたしたちのプレ卒」に出展している田中真理子さんの作品。会期は5月26日(金)まで