寛容

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美術家を目指して創作している人には、自分の姿を映す鏡がたくさんあった方が良い。好みの近い人、合わない人。しらけて観る人、面白がって観る人。いろいろな人に自分の作品がどう感じているのかを知ることによって、自分のスタイルを具体的に創意工夫することができる。創作は人と人が出会い、結びつき合って、様々に行き交う中で、感性が磨かれて成長していくもの。自己満足に陥らないために、自分のセンスと異なる人の存在ほど、作品の冷静に観るために必要なのだ。このように考えたら、どんな人も新しい表現への味方であって、素晴らしい創作をするための仲間になる。自分勝手に好き好きに生きて、創造への多様性を失わないように、異質なものに寛容になりましょう。