自分らしさ

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自分らしいスタイルで創作していこう。美術家になるためには借りものではいけない。どこかにある借りものなら、必ず誰かが見抜かれてしまう。美術の世界はそんなに甘いものではない。自分らしい表現できるかどうかが問われる世界だ。だから稚拙でもいいじゃないか。例え少ない経験でもやる気をプラスしていく。とにかく一生懸命に頑張ったらいい!そうやって美術家らしくなっていく。自分らしさを貫き続けていけば、鑑賞者は少なくとも観る気になるものだ。このたびの臼杵万理実さんの作品を観ていると、いっさい借りものではない自分らしさがある。県大の卒業制作展で、描きたくって描けなかった、自分らしさをサラッと描けた。あれからいくつもの時を越えて、持ち前の感性は着実に磨かれて、マリミンアートは成長していったのだ。作品にこれまでより一層の自由さが感じられる。ただし、まだまだこんなものではない。もっと頑張れるはずだ。いいや、本人もそのつもりだ。美術は愛するより美術に愛されて本物。この意味に気が付いた顔をしている。

■HEART2017関連企画 県美展界隈 vol.2 美術五傑展 臼杵万理実、白藤さえ子、末永史尚、平井槙、山口功 2017年9月29日(金)~10月8日(日)11:00-19:00