光陰矢のごとし

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美術作品は生きものだ。刻々と時間が経つにつれて、鑑賞者の印象は変化していく。それはどんどん世の中が変っていくため、今素晴らしいと言われるものでも、明日の答えは違うことがあるからだ。ついつい褒められて過信していると、時代の波を肌で感じられなくなって、いつの間にやら主流から懸け離れてしまう。自分の創作を発展させるために、見直すチャンスを意識していることが大切だ。作品の表現を頑なに固定せずに、いろんな価値観を見据えながら、自分らしい表現を探っていくのだ。そのためにはあらゆるものをよく観察して、自分の個性で表現できるものを、的確につかむことが大切だと思う。