美術家になるためには手すりのない階段を昇るようなもの。先人と同じように進んだら良いとは限らない。鉄板だと言われる明確な攻略法は存在しない。どんな時代も美術家は十人十色の世界。人それぞれ個性のベクトルの向きは違っている。自分らしさを追求して生きることでオリジナルは誕生する。つまり先人の歩まなかった道を進むだけ。誰もが知らない階段を一歩一歩昇っていくのだ。過去にあった称賛された創造ではなく、未来を感じさせる表現に挑戦しよう。理屈や理論では受け止めれない、感性でしか捉えられない、想像力の冒険者こそが美術家だ。「僕の前に道はない。僕の後ろに道は出来る」という高村光太郎の詩「道程」のように、自らしか歩めない道を求めて創作していきましょう!