平成を歩む

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私の若い時代と大きく変わっていること。美術界においては美術大学の男女比。およそ男は8割、女は2割で圧倒的な男性社会から、ここ10数年でほぼ比率は逆転。35歳以下なら女性の方が多くなっている。この現象については様々な要因が絡み合っている。私個人の意見として言うのなら、世の中のすべての社会分野において女性進出の割合が増えて、それに伴って女流美術家の創作物が正当に評価されてきたからだ。その昔には不当な差別的な扱いがあったと思う。自由は手の届かない不遇の時代があった。そんな歴史は終わって女性が積極的に創作できる環境が整ってきた。つまり男女が同じスタートラインに立っただけ。それなのに女性の方が優位になるのは、よくよく考えたら腑に落ちない話しだ。これはイソップ童話のウサギとカメのと同じでないか。女性の素晴らしさをリスペクトしていない。まだまだ古い体質が残っているかもしれない。発展を邪魔してしまうのは先入観。もっと視野を広くしていろいろなことを学ぶべきなのだろう。