今やアクションあるのみ!

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美術作品の値段とは世間一般の常識からしたら実に複雑なもの。欲しくないものなら千円でも高いと言われ、反対に高額な値段であっても、市場の価格と比較して安いと言われるものもある。これを簡単に言ったら一般人の感覚ではなく、海千山千の目利きの人の裁量がものをいう。要するに作品の値打ちがわかる人が相場を決めているのだ。しかもそれは文句のつけようがない妥当な金額。例え一時的に吊り上げたとしても、そんな無理矢理な価格は長続きしない。テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」ではないが、その道のプロがプライドをかけて作品を鑑定する。だからそれなりに根拠のある評価額になるのだ。

つまり作品を売って勝負していきたい人は、このメカニズムを十分に理解しなくてはならない。制作した日数や時間を基準に作品の値段を決めてはならない。それまで活動してで得られた評価や同じようなキャリアの人の作品価格を参考して判断していく。このことは経験を積み重ねていくことで、適正なものがわかってくるだろう。迷い迷われるのなら専門家に相談すると良い。いずれにしても美術作品を売って生活すると茨な道。それでも挑戦する人が後を絶たないのは、夢や希望が無限に沸き立つ世界だからだ。好きこそものの上手なれ!どんな状況でも好きだったら苦労は問うことはない。好きの力を信じて創作することが一番の王道。売れるどうかは次のステージであることを理解して創作活動をしていこう。

■山口芸短OB展 坂の上の学び舎に遊ぶ 2018年9月28日(金)~10月7日(日) 11:00-19:00 定休 10月2日(火)、3日(水)