首尾一貫

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若い美術家は自分の才能について過信しがちである。ただし、これは決して間違っていないこと。そういう自惚れがなければ、労働時間と収入が見合わない、過酷な世界に挑戦しよう思わないだろう。美術界は残念ながら売れている人の方が圧倒的に少ない。また、売れなくても評価の高い美術家がいる不思議な世界。つまり売れていないことは大した問題ではない。自分らしい創作を展開する手段はいくらであるのだ。

だったら小手先のビジョンに走らず、愚直でかつ熱烈に創作意欲を燃やし、自分の好きなことを貫いていこう!なんでも実際に体当たりをして、頭でっかちになりやすい感覚を削ぎ落とし、それらの体験が経験となって成長できるはず。創作活動は自分の常識を破るためある。新しい常識を創れるのはその人の熱意だけだ。人にはそれぞれ自分らしさを表現できるスタイルを持っている。創作のための個性を軸にして、その物差しを活かして、理想へ向かって進みましょう!

■秋のミ・カ・ク展 岡本よしろう、岸透子、佐々木範子、原田優衣、松田淳 (五十音順・敬称略) 2018年11月3日(土・祝)~18日(日) 11:00-19:00 定休日 11月7日(水)、13日(火)、14日(水)