美術家とは群れることが嫌いな人が志すべき世界だ。人と違う自分の持ち味を活かして、それを伸ばして独自性の高い表現を目指す。世間一般の常識や流行に染まって、みんなと同じになることを良しとはしない。自分自身の信念に基づいて、ただ1人でも歩けるタフなハートを持ち主。一般人にない自由な発想とは、既成の枠から飛び出すことなのだ。
つまり創作する人は孤独な時間を持たない限り、自分の面白さを発見することはできない。群れて仲良しごっこをしていたら、常識に負けて個性が抑えつけられる。ひとたび俗の価値観に染まったら、普通の発想しか浮かばなくなる。やはり豊かな創作をするには、自分自身の感性で生きていくこと。多数派の言葉に惑わされてはいけない。美術家はたった１人になっても、自分の世界を貫く信念が必要だ。すなわち孤独を開き直って楽しむ。とにかく一人であってもやっていく。それがオリジナルになるとポジティブに考えて、美術への情熱を燃やして道を極めよう！
■麗しきかな 美しきかな 目出度きかな 吉祥展 紀田秀夫 佐伯千尋 原田千恵子 舛井美佐江 村上真実 大和佳太 2018年12月14日（金）～2019年1月14日（月・祝） 定休日 1月9日（水） 【同時開催】 やまぐち赤絵 ハレのうつわ 広川隆作陶展
