マイウェイ

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昨日のお昼頃、親しい若者からメールが届く。何事かと思いながら見てみると、ウチの近所でグループ展に参加しているとのこと。ぜひ来て観てくださいという内容だった。ちなみに会期はこの日まで。かなりの無茶ぶりではあるが、幸いにも時間があったため、しばらくしてから会場へ伺った。すると呼び出した張本人の姿が見えない。おーい、なんだようと頭の中で思いながら、ひと通り展示されていた作品を鑑賞した。その全体の感想はさておいて、彼女の作品はそれなりに面白かった。さすがに連絡してくるだけのことはある。これまで観た中で一番良いように思える。
今すぐに褒めて上げたいのに残念だと思っていたところ、私の顔を知った方が休憩していた彼女を呼んでくださり、なんとか出会えることができた。そこで私なりの意見を伝える。描き足らない、もの足りない表現が、観る側の想像力を刺激していい!観る人にとって美術作品はよくわからない方が、自分なりの仮説が立てやすく、こうではないかと勝手に想像して楽しめるもの。彼女はそれに対して、何度やっても上手くいかず、そのうちにタイムアップになって、無残な状態の作品になったと素直に語ってくれた。しかし、私に言わせたら、この作品はこれ以上やりようがなくて、力足らずのか弱い画面が幸いになって、不思議さを感じられる作品に仕上がった。結果オーライなのだ。現実が良くなりますようにと神様に祈る、虚ろな乙女の心の描写が伝わってくる。本当に作者と作品が一体になっていた良いと褒めて、また、今後の課題についてもあれこれ語って後にする。このまま自分のことを深く知って、自分の進むべき道を歩もう!人と自分を比べて落ち込むのはやめて、自分の足らないことを知って、自分の世界に没頭していきましょう!