to be continued

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私が若かった頃、人生の大先輩と言われる方はとても寛容な心を持っていた。無知から生まれて.くる失言、若さゆえの起こる振る舞い。きっと、腹の内では怒っていたのだろうが、それを笑いながら容認できる懐の深い度量があって、粋でいなせな姿勢がカッコよかった。もしかしたら「武士は食わねど高楊枝」と、やせ我慢をしていたのかもしれない。なぜ、そんなことをするのかと言うと、自分が生きているこの時代に、新しい文化を創る使命を感じていた。自分がわからない文化であっても、それを活かしていくべきだとしていた。
ベテランと呼ばれる人は、ただ悪戯に年齢を取っている訳ではない。例えば、美大に受かった後に突き詰めることがあるかどうか、常に変化していく社会についていけるどうかか。冷静に成り行きを見守って応じていた。そして、様々な経験に基づく知恵をたくさん持っているから、次の世代に人に取っては役立つ存在感を発揮できたのだろう。つまり生きる知恵の宝庫だ。そのアイディアを次世代のために出し惜しみせずに授けていく。そうやっていつまでも同じ目線で戦うから親しまれる人になれるのだ。年齢を重ねた人なら成功して失敗しても、その経験を自分なりに語れる潔い人格になること。自分のことはできる限り自分で解決して、養ってきたことを役立てもらう姿勢を目指す。若者のためになるアドバイスを考えて、自分自身の進歩にも繋げていきましょう!
■HEART2018関連企画 ロベルト・ピビリ展 チンギアーリ・エ・コ 2019年2月14日(木)~18日(月)11:00-19:00