実践あるのみ

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「その場所でしか得られない物の見方や考え方があって、それらはすべてかけがいのない気づきなんです」という探検家の名言がある。なんだかんだ言っても地球は広くて大きいもの。さまざまな風土や民族、文化などについて机の上でいくら学んでも、一度でも実際に見ることがあったらそれには及ばない。やはり何ごとも自分の目で確かめてみること。自分の足で動き回り体験することで、自分なりの価値基準でものの見方や考え方ができるようになる。いつも好奇心ののスイッチをオンにして、自分自身を磨いていこう。

ちなみに美術作品も同じことだろう。実際にたくさんの鑑賞することで感性は磨かれていく。いろんなタイプのものに触れて、新しい感覚を目覚めさせて、また、同じものでも年齢を重ねてから観れば、これまで感じなかったことに、気づけることも多い。いわゆる人生観が深まったことで、身のまわりの小さなドラマさえも、鋭く反応して見逃さなくなれるのだ。だから感性はどんどん変化してから食わず嫌いはやめよう。最初に抱いていた印象なんてほとんど当てにならない。目に入ってくるものを素直に観ては、自分の感性を実践で鍛えていこう!