愚直さ

f:id:gallerynakano:20201008205721j:plain


「事を成し遂げる者は愚直でなければならぬ。才走ってはうまくいかない」という勝海舟の言葉がある。これは何かを目標を立てて成し遂げようとする時、利口過ぎる人はあれこれと考えて末に「きっとこうなるはずだ」と、勝手に結果を決めつけて諦めやすい。だから事を成したいのなら、結果がどうなるのかを性急に考えず、ひたすら目前のことに努力できる愚直な人でなければならないという意味だ。

やっぱり、どのようなことでも一途に思い込んでやり続けたら、成功への可能性がどんどん広がっていく。これまでの常識や知識に従ってしまえば、成功する確率の高いことしかやらず、リスクを伴う新しいことは消極的になるだろう。言い方を換えれば、近道だと思われることを選んでいけば、安易な結果しか得られないもの。だからこそ、自分の熱意を燃やして果敢に挑戦していく、どんな人であっても才能は一夜で花開くことはない。前向きな地道な努力の積み重ねがあってはじめて開花できる。つまり、他人からどんなふうに思われても、大きな目標へ到達したいのなら、自らの意思で真っすぐと進んでいくことが大切になるのだ。