小学生メンタル

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昨日、NHK総合テレビ番組 週刊まるわかりニュースの特集は、「ことばから分析!大谷選手」と題し、ア・リーグMVPを受賞した大谷翔平選手のインタビューでの言葉を明治大学斎藤孝教授が丁寧に解説していた。私はその内容があまりにもわかりやすく、また、美術家にも参考になると思ったので、以下のように書き綴ってみた。

「(インタビューの)全体を通して無駄な謙遜がない。日本の受け答えの悪い習慣でもある、無駄な謙遜が排除され、すっきりした感じ。しかも素直に心情を表現して嫌われない人格。そして、今日は良かったとか、悪かったが出てくることが、すごい幸せなこと。悪いということが、悪いことではない。悪いことがあって、それを含めていい日だった、いい1年だったという、(達観した)まとめ方。

悪いことが起きるということは1つ上のレベルでチャレンジしているから。低いレベルだったらいいことしか起こらない。悪いことが起こるような場所に自分の身を置き、チャレンジしているため。(悪いという)課題が見つかるということは自分が向上していくチャンス。チャレンジする場に身を置けていること。それが幸せなんだと。そんな率直で前向きさは、小学生のメンタルの良さをそのまま維持していることが大きい。もう一歩難しいことに挑戦したくなるのは幼児や小学生には普通なこと。そんな当たり前の向上心を大谷選手は持っている。つまり、小学生は謙遜しない。自分の心のままを言う。みんなやっていたが忘れている状態。それを思い出すだけでも、(人生観が)ちょっと変わってくるはずだ」と、このような内容で大谷選手に賛辞を送っていた。ちなみに私は”小学生メンタル”という言葉を聴いて、すぐに頭に臼杵万理実さんの顔が浮かんだ。彼女がいろんなタイプの人と仲良くできるのは、飾り気のない素直な子供のような心から繋がるのだろう。