血が通い合う

昨日の午後、ラジオをエフエム山口に合わせていると、やまぐち献血ルームで17日から始まる、イラストレーターりおた君の作品展の告知CMを耳にする。そう言えば、先月末に会った時にWBCで戦う侍ジャパンの選手たちを描いて出展すると言っていた。ただいま日本列島を野球の魅力で興奮の坩堝と化し、熱狂の渦に巻き込むシーンのイラストは、味わい深く楽しむことができるだろう。

そうだ、ひさしぶりに献血へ行ってみよう!期間中はステッカーがもらえるけど、佐々木範子さんの個展と被るから、おそらく行けない可能性が高い。思い立ったが吉日。馳せ参じることにした。すると、予約なしでもすぐに献血することができた。そして、採血用ベットのテレビモニターには、ワイドショーでWBCの特集が流れていたので、あっという間に終わってしまった感じだ。

あまりにもテンポ良く進むので、いいぞいいぞと、頭の中で盛り上がながら歩いていると、献血ルームのスタッフの方に「今日はホワイトデーなので、この箱のお菓子を片手で掴み取りしてください」と声を掛けられた。おおー、そうだったんだ!この献血は私から誰かへのホワイトデーなのだ。なんとも清々しい気分になる。ラジオのお知らせで血が騒ぎ、血が通い合う1日になりました。