まっすぐに

その昔から大風呂敷を広げてものを言う人がいる。それが私にとってどうでもいいことなら、その場限りだと割り切り、適当に合わして逃れる。しかし、美術に関わることだったら、後からネットで検索して調べて、真偽のほどを確かめるようにしている。これは頭の中に間違った情報が入ってしまうと厄介だから。そんなことはあるまいと思ったら、曖昧のままにしないで精査することで、頭の回転速度を安定した状態で保てる。いわゆるスッキリしないモヤモヤは掃き出すことが身心にいいのだ。

れにしても自分自身を大袈裟にいう人は後を絶たない。ちょっとした自慢話ならご愛敬でいいけど、あまりにも承認欲求が強すぎると、他者が遠ざかったり煙たがられるため、結局のところ、良い面が消されて損している。無理に認められようとしても自滅するだけ。それよりも自分の好きなことや得意なことに取り組めば、その面白そうな雰囲気に魅了されて、だんだんと周囲に人が集まってくる。つまり、いつも楽しくなるように創意工夫すれば、イキイキとした姿に惹きつけられて、ほっといても仲間が増えてくるはず。好きこそものの上手なれだ!