他の人から見れば、ささやかでほんの小さな展覧会に見えても、それは私たちが今できる最大のパフォーマンスで、そして、未来へ向かって創作していく強い意思表示である。まだまだ発展途上のメンバーで、未知の可能性を秘めている。現時点ではビックネームもいなければ、スーパースターもいない。
けれども、4人が持っている力を合わせていけば、展示スペースには活気が生まれてくる。不可能という言葉に屈しない。マイナスイメージを持たない。このチャンスを裏切らないために最善を尽くす。それぞれがそれぞれの持ち場で、熱い思いを込めた作品を飾ることで、会場内に熱風の渦が巻き起こる。
昨日より始まった「やまぐち生まれの4人展」では、臼杵万理実さん、コサカダイキくん、佐々木範子さん、吉田朱里さんが、あるがままの能力をあるがままに発揮する。やる時にはやる集中力で持ち味を見せてくれる。もちろん未完成はいくつもあるけど、それは伸びしろだから気にしない。継続は力なり。このまま努力していけばいいのだ。