尾崎眞吾が描く金子みすゞの世界

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尾崎さんが金子みすゞの詩から想像して描かれた水彩画作品をご覧ください。


花のたましひ

          金子みすゞ


散つたお花のたましひは、

み佛さまの花ぞのに、

ひとつ残らずうまれるの。

だつて、お花はやさしくて、

おてんとさまが呼ぶときに、

ぱつとひらいて、ほほゑんで、

蝶々にあまい蜜をやり、

人にや匂ひををみなくれて、

風がおいでとよぶときに、

やはりすなほについてゆき、

なきがらさえも、ままごとの

御飯になつてくれるから。


この他作品は尾崎さんのホームページで、ご覧いただけます。
http://www.ozakishingo.com/

なお、2006年2月14日(火)~2月27日(月)札幌三越で開催されます
金子みすゞ展」でも作品を見ることができます。

(作品には著作権があり、無断転載はご遠慮ください)