李荘窯 寺内信二展

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◆李荘窯 寺内信二展
会期 2007年3月30日(金)~4月8日(日) 11:00~19:00 (4日定休)
佐賀県西松浦郡有田町で有田焼李荘窯・寺内信二氏(44歳)の
新作の器を中心にした作品展を開催いたします。

◆寺内信二氏のコメント
古伊万里の持つ、人の手の温もりみたいな雰囲気を次の時代に残すために、
江戸期における有田磁器の研究に力を入れてきました。
また、食にテーマを持ち、本当にいいものを、料理を盛りたい器を造ろうと、
伝統の磁器にとどまらず、必要に応じて土ものも使い分けて、
まだまだ力不足ではありますが、これまで蓄積した経験を生かして、
これからの伊万里を時代に合わせて、開発したいと考えています。

◆李荘窯の沿革
現在の窯主・寺内信二氏の曾祖父・信一氏は文久三年(1863年)に吉敷郡宮野村(山口市宮野)で生まれ、
明治11年1878年)に東京工部美術学校へ入学して石材彫刻を学んだ後に陶業を
常滑・瀬戸・有田・中国湖南省・砥部で指導し、昭和3年(1928年)に正六位に叙せられます。
その後、昭和5年(1930年)に有田焼の陶祖・李三平氏が暮らしていた家を譲り受けて移り住み、
五男・信平と李荘工房の名で作陶を始め、昭和33年(1958年)より現在の李荘窯として
伝統的な有田焼の仕事をしております。